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Technology

技術紹介

廃棄物を「燃やす」時代から、「資源に変える」時代へ。

Core Technology

炭化+過熱水蒸気ガス化・改質

HFPが導入するのは非焼却のガス化技術です。燃焼用の酸化剤(空気・酸素)を供給せず、低酸素条件下で廃棄物を炭化します。生じたチャー(炭化物)と過熱水蒸気を反応させ、合成ガスを得ます。反応式は C + H2O → CO + H2 です。炭素と水蒸気から一酸化炭素と水素が生成します。

廃棄物の燃焼排ガスを煙突から排出する構成ではありません。法令上の分類は所管当局の判断によります。スービック湾フリーポート開発公社(SBMA)の計画開発部は、2026年7月28日付の文書で、本施設を “Non-Incineration Waste Management Facility”(非焼却型廃棄物処理施設)と呼称しています。

NON-INCINERATION GASIFICATION 炭化+過熱水蒸気ガス化・改質 手順 01 前処理 Pre-treatment 選別・洗浄 乾燥・破砕 施設側で原料に調製 手順 02 炭化 Carbonization 低酸素条件下 燃焼用の酸化剤を 供給しない 手順 03 ガス化・改質 Steam Gasification C + H₂O → CO + H₂ チャーと過熱水蒸気の反応 手順 04 精製 Gas Cleaning 合成ガス Syngas 金属・ガラスは分別回収 DESIGN PRINCIPLES 炭素を燃やさない失うのは元素でなく熱 油化を経由しないガス段階で直結しロスを抑制 タールを残さない合成ガス化まで一貫
Key Advantages
No Burning
01

炭素を燃やさない

燃焼用の酸化剤を供給せず、低酸素条件下で炭化します。失うのは元素でなく熱(投入の45〜55%)。炭素は合成ガスとして次の工程へ引き継ぎます。

Direct
02

油化を経由しない

ガス段階で直結する構成です。油をつくって再び分解する経路をとらないため、その過程で生じるロスを抑えます。

Tar-free
03

タールを残さない

炭化と過熱水蒸気により合成ガス化まで一貫させます。世界の大型ガス化プロジェクトの一部が直面したタール課題に対する、差別化アプローチです。

Measured
04

測って開示する

排出は継続的に測定し、結果を開示します。受入基準と前処理で塩素負荷を低減し、還元雰囲気での反応と急冷によりダイオキシン類の生成を抑制する設計です。臭気は受入・前処理工程を建屋内に密閉し負圧管理します。

Process

4段階の処理で廃棄物を合成ガスに転換

01

前処理

選別・洗浄・乾燥・破砕を経て、処理可能な原料に調製。

02

炭化

燃焼用の酸化剤を供給せず、低酸素条件下で炭化。

03

ガス化・改質

チャー(炭化物)と過熱水蒸気の反応(炭素と水蒸気から一酸化炭素と水素が生成)で合成ガスへ。

04

精製

合成ガスを精製。金属・ガラスは分別回収し、最終残渣は主として灰分。

Products

合成ガスから何をつくるか

精製した合成ガスから、メタノールまたはメタンのいずれか一方を製造します。同一の設備で触媒を切り替えて選択する構成であり、両方を同時に併産する設計ではありません。どちらを製造するかは、市場需要・引取条件(オフテイク)・原料の性状・設備の設計条件を踏まえ、基本設計の段階で決定します。

その先の高付加価値化について

メタノールを起点とした持続可能な航空燃料(SAF)への転換は、下流での将来の検討対象です。実施には国際規格に基づく認証の取得が前提となり、現時点の事業計画の範囲外です。

※ 発電および売電は行いません。施設の電力は現地グリッドから購入します。
※ 製造量・収率・価格は、物質収支の確定後に開示します。現時点で確定した数値はありません。

データプラットフォームのイメージ
Digital Platform

デジタルオペレーションプラットフォーム

施設を遠隔監視の仕組み(IoT)で統合管理する、3層構造のデジタルプラットフォームです。

第1層:常時監視(リアルタイムモニタリング)
処理量・運転状態・排出データを常時監視します。

第2層:人工知能による予知保全
人工知能(AI)による故障予測と運転条件の最適化で、稼働率を高めます。

第3層:測定・報告・検証の自動化
排出データの測定・報告・検証を自動化し、地方自治体・政府向けレポートを生成します。

運転データを蓄積し、開示できる形で残す。それが次の一歩の裏付けになります。