社会課題の解決を、揺るぎない事業成長へ。
1. 市場機会:巨大かつ不可欠な社会インフラ市場
ASEANの経済成長に伴い爆発的に増加する廃棄物は、解決が急務の社会インフラ問題です。これは、景気変動に左右されにくい、巨大かつ安定した「ノン・ディスクレショナリー(非裁量的)」な市場を意味します。HFPは、この巨大な社会的ニーズを事業の基盤とします。
2. ビジネスモデル:実証済みの高収益・安定モデル
スービック事業で実証済みのIRR10-15%モデルは、HFPの収益性の高さを証明しています。政府との強力な連携による事業安定性と、ティッピングフィー+資源販売のデュアル収益構造により、予測可能で安定したキャッシュフローを生み出します。
3. 成長戦略と出口戦略:明確な価値実現への道筋フィリピン国内展開からASEAN全域へと拡大する明確なロードマップを描いています。最終的なゴールとして2030年のIPO(SGX/東証グロース)を明確に設定し、投資家の皆様へのリターン最大化を目指します。上場により調達した資金は、さらなる事業拡大に投下し、企業価値の飛躍的な向上を実現します。
HFPの強みと成長戦略
1. 巨大な市場と明確な社会的ニーズ
私たちが事業を展開するフィリピンでは、主要な最終処分場の閉鎖問題が顕在化し、1,200万人に影響するごみ処理危機が指摘されています 。これはフィリピンに限らず、インドネシアをはじめ経済成長が著しいASEAN各国の共通課題です。この巨大かつ喫緊の社会ニーズが、私たちの事業の安定した基盤となります。
2. 実証された事業モデルと収益性
初号案件となるスービック施設は、初期投資額30〜50億円 に対し、内部収益率(IRR)10〜15% 、投資回収期間8〜10年 を見込む、収益性の高い事業モデルです。廃棄物処理料金(ティッピングフィー)と再資源化物(再生油・炭)の販売 という、安定した二つの収益源を確保しています。
3. 技術的優位性とスケーラビリティ
事業の核となる熱分解技術「Urban-RIG」は、廃棄物の事前分別が不要で、CO₂やダイオキシンを排出しない環境優位性を誇ります 。このスービックの成功モデルを、処理容量に応じた標準パッケージとして設計し 、国内外へ迅速に展開できる体制(スケーラビリティ)を構築しています。
4. 明確な成長ロードマップとIPO計画
私たちは、2030年のIPO(新規株式公開)達成を明確な目標として掲げています 。
- 国内展開(2025〜2028年): スービックを起点に、クラーク、マニラ南部、セブなどフィリピン国内の主要都市へ年1〜2拠点のペースで展開し、2030年までに計5〜7拠点のネットワークを構築します 。
- ASEAN展開(2028年以降): 最優先市場であるインドネシア(新首都ヌサンタラ等)への進出を皮切りに 、ベトナム、タイ、マレーシアへと事業を拡大します 。
- IPO(2030年): 上場先としてシンガポール証券取引所(SGX)または東京証券取引所グロース市場を候補とし 、事業拡大をさらに加速させるための成長資金を調達します。
徹底したリスク管理と強固なガバナンス体制
HFPは、海外事業展開に伴う各種リスクを深く認識し、それぞれに対して具体的な軽減策を講じることで、事業の持続可能性と投資価値を担保します。
- 政治・法制度リスクへの対応:
事業展開国においては、スービックでのSBMAとの連携モデルに倣い、政府機関との公式なパートナーシップ構築を最優先します。政府保証の付与交渉や、二国間投資協定等の国際的な投資保護の枠組みを活用し、カントリーリスクを体系的に低減します。 - 事業・技術リスクへの対応:
中核技術であるUrban-RIGは、日本国内および海外での稼働実績を持つ、実証済みの安定したテクノロジーです。プラント設計の標準化、主要機器の信頼性確保、そして現地スタッフへの徹底したO&M(運用・保守)トレーニングにより、安定稼働を実現します。 - 為替・財務リスクへの対応:
プロジェクトファイナンス組成にあたっては、可能な限り現地通貨建てでの資金調達を検討し、為替変動リスクをヘッジします。また、IPOを早期から見据え、上場企業に求められる水準の内部統制、コンプライアンス、および情報開示体制を前倒しで構築し、透明性の高い経営を実践します。
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